ギグリーくんの知りた〜い！教えて〜！

映画が大好きな僕。当然、映画に携わる仕事をしている人たちのこともいっぱい知りたいと思ってます。そこで、気になるあの人に突撃インタビュー！！

記念すべき初めてのインタビュー相手は、注目の新鋭監督・松尾豪監督！

インタビューは前編と後編で2回に分けて配信していきます。
前編は、国内外の映画祭でグランプリを含む13冠に輝いた監督作品『グラフィティ・グラフィティ！』について。後編は、松尾監督の好きな映画や監督の仕事について迫ります。
ｸｽｸｽｯ

松尾監督：元々は漫画家志望だったんです。絵を描くのが大好きで。大学２年生くらいまでは真剣に活動してて、某大手少年誌の担当がついて、16ページくらいのギャグ漫画を描いてはボロクソに言われ、リベンジする日々を送ってました。

松尾監督：それと同時に、昔から映像にも興味があって、遊びの延長で友達と映画を作ってました。高校の時に映画甲子園という全国大会で賞を受賞したりもしました。その頃から漫画の道だけでなく、映画監督になる道も考えるようになりました。

松尾監督：漫画か映画か。この２つを考えた時に、自分の性格や特性との兼ね合いで、映画のほうが楽しめそうだなと思い、今は映画監督として活動させてもらってます。漫画の執筆も趣味で続けてはいますが。（笑）

松尾監督：『グラフィティ・グラフィティ！』は、自分の作品の中で、初めてのしっかりとした青春映画です。それまでは自分にとって映画というのは憧れの象徴で、遠い世界を眺めるためのものだったので、身近な題材は意図的に避けてたりしました。でも、25歳くらいになった時、そろそろ学生時代の「好き！」を見つけた時の爆発力とか、進路選択のモヤモヤの鮮度みたいなものが薄れていってしまうかもしれないと思い、映画に残そうと撮影を決意しました。

松尾監督：主役の柚子を演じた渡邉梨香子は日本大学芸術学部の同期で、一緒に映画を勉強してきた仲間です。小太郎役の角健士も大学の１つ上の先輩です。この２人とは、在学中の４年間も卒業後も多くの映画を作ってきましたし、脚本を書いている段階で無意識にキャスティングをしてしまっていることも多いです（笑）。今回もまさにそんな感じでした。

松尾監督：権三爺を演じる萩原さんは、偶然立ち寄った後輩の上映会に登壇していて、マイクを持つ手に浮き出る腕の血管が超かっこよくて。それで即決しました（笑）。さすがにそれでキャスティングされるのは不安だと本人は言ってましたが、自分の直感は間違ってなかったと思ってます。

松尾監督：柚子の親友の華を演じた村上真衣さんは、渡邉梨香子の紹介で、パッと柚子の隣にさりげなく寄り添う姿を想像した時、これは映画になるな！と感じたのを覚えてます。とてもありがたい巡り合わせでした。

松尾監督：この映画は「好き！止められないよね！」という初期衝動的なものを描くために作りました。でも、その衝動は夢となる。その時、あなたはどうする？どうしたか？　決して答えを描いたつもりではないんです。自分にとっての良き人生を歩むきっかけになったらうれしく思います。もちろん、グラフィティ・アーティスト SHIROが描く劇中のグラフィティも最高！彼女自身のエピソードや思いも交えて、最高のコラボができました。そこも注目してみてください。

インタビュー前編はここまで。後編では松尾監督の好きな映画や監督の仕事について質問していきます！お楽しみに〜！

＜プロフィール＞

松尾 豪　Matsuo Go

映画監督/モーショングラフィッカー/イラストレーター/漫画家。1993年生まれ。埼玉県所沢市出身。映像制作会社に勤務しつつ、いつか大きな劇場で万雷の拍手を浴びることを夢見て、映画制作を続けている。映画『グラフィティ・グラフィティ！』は３つの国際映画祭でグランプリに輝き、国内の映画祭含めトータル13冠を達成。2020年11月20日にTOHOシネマズ池袋にて公開されて話題を呼んだ。

松尾監督H.P.：https://www.gomatsuo.com/
松尾監督Twitter：https://twitter.com/shirokumastudio
映画『グラフィティ・グラフィティ！』公式サイト：http://www.gragra-movie.com/

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